![]() 小寺圭氏近影:2010/8/15撮影 |
PROFILE ■小寺圭 1988年にソニーガルフをドバイに設立し、またソニー(ASIA)社長、 ソニーマーケティング社長、ソニー(China)会長、ソニーグループ役員、 日本トイザラス会長などを歴任してきた後、現在はソニー前CEOの出井 伸之氏が設立されたクォンタムリープの右腕としてエグゼクティブアドバ イザーを務める。 http://www.gp777.net/guide/shop.asp?shop=198030 (グッドプランニング紹介ページ) |
ソニーグループ役員、日本トイザラス会長などを歴任してきた後、現在はソニー前CEOの出井伸之氏が設立されたクォンタムリープの
右腕としてエグゼクティブアドバイザーを務めるなど、豊富なマーケティング経験、海外でのビジネス経験を有している小寺圭氏。
今夏、出版された著書『ヘコむな、この10年が面白い!』の内容について、貴重なお話を聞かせて頂いた。
------今夏、ヘコむな、この10年が面白い!を出版された経緯は?------
小寺圭
出版社の社長さんが私の講演会を聞いてくれて、内容が面白いから本にしようとお話を頂いたのがきっかけです。

--------どういった講演の内容だったのでしょうか?---------------
小寺圭
若い経営者に向けて、日本を飛び出そうといったテーマで私のバックグラウンドの経験から
普段、考えてる事を話しました。
------------『モノづくり』に固執しない方が良いと書かれていますが?---------
小寺圭
そもそも、モノづくりって18世紀の産業革命の時にスタートして、欧米から日本へきて1990年ぐらい
にピークを迎えたんですけど、そこから中国、東南アジアへと移っていったんですね。モノづくりの地域
が移っていくというのは、歴史の必然なんですよね。最近のモノづくりの難しい所は、新しい開発をした
モノでもすぐに、1〜2年するとコモディティ化してしまう恐ろしさがあるわけです。デジタル技術の製品に
なるとそういった傾向が顕著になります。そうなると大量生産で安い労働力でつくった方が絶対的に有
利になりますよね。
---『モノづくり』以外での優位性が必要になってくるのでしょうか?----
小寺圭
新しい技術開発は常にしていかなければならないのですが、それを使って付加価値のあるビジネス
を生んでいけるかが重要ですよね。あと、日本の優位性は広い意味でのサービスですね。きめ細かい
サービスのノウハウで付加価値を売るという事が大事ですね。
----日本人が海外へ行って成功するチャンスはかなりあるのでしょうか?----
小寺圭
可能性はいくらでもあると思いますね。ビジネスチャンスはないかなと考えながら歩いていると日本
には、そんなに落ちてるとは思えないですね。むしろ、日本の飲食店やサービスビジネス等を海外に
もっていけば成功できると思いますね。
------日本企業が海外で成功していく為に必要な要素は?-----
小寺圭
例を出すとマクドナルドは世界中にありますが、ブランディング・マーケティング・オペレーションが、
素晴らしいんですね。日本企業はそこが欠けているんですよ。
----ベンチャー企業も海外へ進出していくべきなのでしょうか?----
小寺圭
現実問題として、いきなり海外に出ていくのは難しいかもしれない。日本で立ち上げて、次の段階
のセカンドステップでは海外を意識する事は大事ですね。ベンチャーは資金繰りも苦しい点があると
思います。日本のベンチャーファンドも活気がないですし。ただ、海外のベンチャーキャピタルでは、
協力的な所もあるので、そういった所のお金を利用するというのもあると思います。ビジネスをやる人
は、ありとあらゆるコネクションを使って、粘り強く、しつこくやっていくというのが大事ですね。一人で
考えていてもやれる事は限られてますから。草食系の日本人には難しい所がありますから、ベンチャ
ーをやる人は肉食系にならないとね。
------最後に、明日を興すビジネスマン・学生へメッセージをお願いします。-----
小寺圭
今の世の中、非常にネガティブな方向にいっているわけだけど、若い人も大人も草食系になっている
と思います。今のままでいいやとか、今の暮らしが続いていけばいいやと思っている人がいると思うん
ですけど、そう思った瞬間にどんどん悪い方にいきますよ。人間ていうのは物凄く向上心があって、今
の暮らしが守れるんですね。前を向いて、自分の先に面白い事を見つけてほしいですね。来年、5年後
、10年後を楽しく考えて、どんな社会で自分はどういう風に生きてるんだろうと考えてほしいなと思って
ます。
--小寺圭 メッセージ動画(・・・準備中)--
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--今日はありがとうございました。--
ー取材後記ー
お忙しいスケジュールの中、快く取材に対応して頂きました。 未来をネガティブに捉えず、『コトを興す』事でこれからの時代が 面白くなるといった言葉が印象的でした。 (取材・文章:片岡稔/豊田史門/西脇建治 平成22年8月15日) |
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